こんにちは。株式会社L不動産の生田です。
「一都三県でアパートを買うなら、どのエリアを狙うべきか?」これは投資家の方からよくいただく質問です。東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県のいわゆる「一都三県」は、人口規模や経済圏の広さから不動産投資の王道エリアとされています。しかし、同じ一都三県でも市区町村によって賃貸需要や利回りは大きく異なります。
本記事では、最新の市場動向を踏まえながら、投資妙味のあるエリアを徹底解説していきます。

1. 東京都内:安定した需要と高い資産価値
① 23区の「外縁エリア」
都心3区(千代田・港・中央)や副都心(渋谷・新宿・豊島)は、物件価格が高く利回りが低下しがちです。一方で、**城東エリア(江東区・江戸川区・足立区)や城北エリア(板橋区・北区)**は、比較的手頃な価格帯で安定した賃貸需要があります。特に大学や専門学校が多いエリアは、単身者需要が底堅い傾向です。
② 郊外駅徒歩圏
多摩地域や西東京市、町田市などは家賃相場が手頃で、ファミリー層の需要が強いエリアです。特に**中央線沿線(吉祥寺〜立川)**は根強い人気があります。
2. 神奈川県:利回りと需要のバランス
① 横浜市内
横浜駅やみなとみらい周辺は資産価値が高い一方、利回りは低めです。しかし、横浜市港北区・鶴見区・戸塚区などは人口が多く、大学や工場も点在しており、単身者需要が豊富です。
② 川崎エリア
東京都心へのアクセスの良さから、川崎区・中原区・幸区は人気があります。武蔵小杉などは再開発により地価が高騰しましたが、その周辺エリアではまだ投資妙味があります。
3. 埼玉県:高利回り狙いなら注目
① 大宮・浦和
埼玉県の中心都市として発展が続くエリア。特に大宮は新幹線停車駅で将来的な発展性も見込まれます。利便性が高いため、単身〜ファミリーまで幅広い層の賃貸需要があります。
② 川口・草加
東京都心まで電車で30分圏内。家賃水準は東京より安いものの需要は旺盛で、利回りと安定性のバランスが取れています。
4. 千葉県:成長エリアに注目
① 千葉市・船橋市
千葉市は行政機能が集まり、船橋市は東京への通勤アクセスが良好。JR総武線・京葉線沿線は安定した賃貸需要があります。
② 柏・松戸
常磐線沿線は都心へのアクセスが良く、近年は若いファミリー層の移住も増加。利回りが高めの物件を探すことができます。
5. エリア選定のチェックポイント
- 人口動態:人口が増えているか、減少していないか
- 交通アクセス:主要都市までの通勤時間
- 大学・工場・企業:雇用や学生需要の存在
- 再開発やインフラ整備:将来的な資産価値の向上余地
👉 参考:国土交通省 都市・地域整備局 調査資料
まとめ:一都三県でも「エリア選び」で成果が変わる
一都三県は不動産投資に適したエリアですが、成功するかどうかは「どこで買うか」にかかっています。
- 東京都内 → 資産価値の高さと安定需要
- 神奈川 → アクセス良好エリアで中長期安定
- 埼玉 → 利回り重視で高収益を狙う
- 千葉 → 成長エリアを狙って将来性を確保
投資の目的(安定運用か、利回り重視か)に応じてエリアを絞り込むことが大切です。
株式会社L不動産では、エリアごとの需給バランスや金融機関の融資傾向を踏まえた投資戦略をご提案しています。物件選びに迷った方はぜひ一度ご相談ください。
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株式会社L不動産
代表取締役 生田 忠士
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